扁桃の大きさが増大してしまう扁桃腺肥大について

扁桃の大きさが増大してしまう扁桃腺肥大について

扁桃腺炎

 

基本的に扁桃腺と呼ばれているはのどちんこの両側に位置している口蓋扁桃の事を言います。口や鼻を通って体の中へ侵入しようとするウイルスや細菌などの外敵から免疫システムの働きで感染を防ぐ役割を担っているリンパ組織です。

 

口蓋扁桃の他にも扁桃組織はあって、鼻の奥の方に位置している咽頭扁桃や耳管扁桃、舌の根っこにある舌根扁桃などがあるのですが、これらの大きさがいつもより大きくなってしまうのが扁桃肥大とされています。

 

扁桃腺肥大に関してはその肥大の程度や具合によって分類がされていて、軽度のものを示す第1度肥大から口蓋垂付近に及ぶまで大きくなってしまった第3度肥大までの段階があるのです。

 

小さい子供などは個人差はありますが扁桃腺

小さい子供などは個人差はありますが扁桃腺が生理的に増殖したり大きくなったりする時期があります。それは免疫システムの働きが十分に発達しているわけではないので、その免疫システムを構築させようと扁桃腺が活動的になるからです。

 

しかし思春期を迎える頃には免疫システムも構築されてほとんどの場合は次第に小さくなっていきます。
ただその大きさによっては呼吸に支障をきたす場合があるので病院で診察を受ける必要があるかもしれません。

 

こういった生理的なものとは違い思春期以降では風邪などをひくと、ウイルスなどの感染から身を守るために対抗して免疫システムが活動的になり、その結果扁桃腺が腫れてしまったり発熱してしまう場合もありますが、普通は何日か経てば治ります。

 

他にも扁桃腺肥大が慢性化してしまった場合などは気道を狭くしてしまうので、いびきや睡眠時無呼吸症候群などを引き起こしてしまう可能性もあります。
またその大きさによっては嚥下障害なども起きてしまうかもしれません。

 

さらに急性の扁桃腺炎が進行すると耳の感染症や難聴などを起こして耳にも影響が出る事があります。これらの炎症が生じた場合は軽いものであれば抗生物質を投与する薬物療法での治療が行われますが、状況によっては手術で切除する必要があるかもしれません。

 

扁桃腺摘出手術体験と、切らない治療法

以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。

 





 




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