扁桃腺炎に困っている方に治療方法や体験談などを紹介しています

扁桃腺炎・扁桃腺肥大の症状・治療法の情報を随時更新・掲載しています。
切らずに治す慢性扁桃炎・扁桃腺肥大

扁桃腺の場所とその役割について

 

扁桃腺炎・扁桃炎・扁桃腺肥大手術体験談

人間の「のど」は、咽頭(いんとう)と喉頭(こうとう)からできています。
鼻や口の吸収器官と気管や食道などの消化器官までをつなぐ役割があります。

 

扁桃腺は咽頭の中の鼻咽頭と中咽頭の間に位置しています。
いわゆる喉ちんこの少し奥の両側です。

 

扁桃腺の位置は口を大きく開けると自分でも確認することができ、咽喉の入り口の左右両側に位置していて、手で触ることもできます。

 

首の皮膚の上から触れてもあごと咽頭の中間くらいに位置しているのがわかります。
炎症を起こすと、この場所が腫れて熱くなり、少し触っただけでも痛なります。

 

扁桃腺の役割

扁桃腺の役割
扁桃腺はリンパ管で主に病原体などが体内に侵入するのを防ぐ役割があります。
扁桃腺は大きな役割を担うのは幼少期の間がほとんどで、大人になると徐々に衰退してゆきます。

 

ただし大人になったら完全に機能しないというわけではないのですが、体の免疫力がまだ低い成長過程の幼い時期にウィルスと戦うというとても大切な役目を果たし、その後成人するにつれ、免疫の比重が他のリンパ節に偏っていくというわけです。

 

成人すると必要がなくなるわけではないのですが、扁桃腺がなくても大丈夫な状態になってゆくということなのです。
扁桃腺が口の中で肥大していて呼吸を妨げたり他の病気を併発する危険がある場合には切り取る必要があります。
大人になってから扁桃腺を切ったという人がいるのはこのためです。

 

子供の扁桃腺肥大、手術をお考えの方へ

 

大きく口を開けた時、喉の両側に見えるのが扁桃腺。風邪をひいたりするとここが赤く腫れて痛みや熱を伴ったりします。
ひどい時は白っぽくなってしまい、つばを飲み込んでも痛いという状態になってしまいます。
大人でも扁桃腺が腫れるのは辛いものです。

 

ましてお子さんが扁桃腺肥大になってしまい、手術をしようかと考えている方もいらっしゃると思います。
ただし子供の場合はじめから扁桃腺はある程度大いもので、成長することによって小さくなりやがては大人と同じ大きさになります。
ですから「うちの子は大きい」と思っておられる方で、扁桃腺肥大を心配されている方は、下記の症状があるかどうかによって判断してみるのはいかがでしょうか。

 

子供の扁桃腺炎・扁桃炎・扁桃腺肥大まず、肥大することにより空気の通りが悪くなり、呼吸が苦しくなります。
  お子さんが睡眠中に大きないびきをかく、無呼吸症候群に陥る場合。

 

子供の扁桃腺炎・扁桃炎・扁桃腺肥大 また肥大することで食べ物の通りも悪くなってきます。大きなものが飲みこめない
  または食べ物が少しずつしか飲み込めないために食事時間がかかる場合。

 

扁桃腺肥大はそのお子さんが持って生まれた体質にもよりますが、何度も炎症をおこすことによって起こる病気でもあります。
ですから上記のような症状とそれまでに頻繁に喉を腫らしているかどうかを考え併せてみてください。

 

扁桃腺肥大はそのお子さんが持って生まれた体質

手術自体はそれほど難しいものではなく、危険も比較的少ない手術です。
けれど全身麻酔などを行いますし、術後の傷の痛みが強いので、お子さんの年齢や上記に記載したとおり成長によって縮小することを考えて、その状況に合わせて医師とよく相談することが必要となります。

 

また高熱をたびたび出して寝込むため、手術をお考えの方もいらっしゃると思います。けれどその場合、特に子供時代は扁桃腺には免疫機能があり、取ってしまうことによってかえって風邪をひきやすくなる傾向もあるようです。

 

いずれにしろお子さんの年齢、扁桃腺肥大の状況にあわせて医師とよく相談し、手術を行うようにしましょう。