症状が似ている扁桃腺とインフルエンザの見分け方
一般に扁桃腺と呼ばれる病気は扁桃腺炎、または扁桃炎と呼ばれるものの略称で、扁桃腺が細菌やウイルスによって炎症を起こしてしまう病気です。症状が治まっても菌が完全に無くなることはありません。
体力の低下に伴う免疫力の低下などによって再発する恐れが充分にありますので、日頃から健康的な生活を送ることが再発を予防するための最善の策となります。
扁桃炎は症状
この扁桃炎は症状がインフルエンザととてもよく似ていて、
- 40℃前後の高熱
- 激しい喉の痛み
- 悪寒
- 頭痛
- 関節痛
- 倦怠感
などの症状が現れます。
段階別に見ますと、まず初期段階では扁桃腺が赤く腫れ、痛みを伴い、ものを飲み込む時に口腔に違和感を感じます。そして症状が進むと喉の違和感が痛みとなり、高熱を出し、寒気、頭痛、関節痛、倦怠感といった全身症状へと移っていきます。
総じてインフルエンザと症状が似ている扁桃炎ですが、違いを挙げますと、まずインフルエンザに比べて喉の痛みが顕著という点です。
扁桃炎は咳を伴わずとも最初期から喉の違和感があり、ピーク時には唾液を飲み込むだけでも激しい痛みがあります。
そのままの状態に比べ、何かを飲み下す際に極端に喉の痛みが増すようなら扁桃炎の疑いがあるでしょう。
初期症状の違い
また、インフルエンザは初期段階から急激に発熱・関節痛などの全身症状が現れますが、扁桃炎は喉の違和感から始まり、しばらくしてから全身症状に移行していきます。これも見分ける一つの目安になります。
しかし、扁桃炎の原因となる菌は
- 溶血性連鎖球菌
- 黄色ブドウ球菌
- 肺炎双球菌
といった常在菌に加え、インフルエンザ菌の場合もあります。
このことからも扁桃炎とインフルエンザが併発する可能性は充分あり、また逆にインフルエンザが体力と免疫力の低下を呼び、それが原因で扁桃炎を併発することもありえます。
いずれにせよ素人では違いを見分けるのも処置も限界がありますので、症状が悪化する前に医師に見てもらい、正確な診断と処置をしてもらうのが良いでしょう。
扁桃腺摘出手術体験と、切らない治療法
以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。
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