扁桃腺除去術の再手術について
扁桃腺は口内の免疫に関して重要な役割を担っている器官です。健康であれば口内が細菌やウイルスに感染したとき、それらを排除する働きがありますが、疲れや睡眠不足、風邪などで体調を崩している時はこの働きが十分にできず、過剰に反応しすぎて組織全体が肥大したり、さらに悪化して炎症を起こしてしまうことがあります。
これは急性扁桃腺炎といい、抗生剤や鎮痛消炎剤などで治療しますが、病魔が扁桃腺に巣食っている病巣感染の状態になると、ほんの僅かなきっかけで頻繁に40度近い高熱を出して体力を削られる上、血液中に進入するなどして、他の組織に細菌やウイルスが感染してしまい危険ですので、切除手術を行います。大体、年に8回以上高熱を出すような場合には慢性化しているという判断がされ、切除手術を勧められます。
扁桃腺除去の手術は、全身麻酔をかけた上で扁桃腺の全摘出を行うものですが、術野の関係や患者の口蓋の形状などの条件で、完全に切除できたかどうかを見極めることが難しくなっています。また、この手術は一般的にレーザー等で扁桃腺を切除する傍らで止血を施すという方法になっていますが、これも確実に止血できたかどうかを確認することが非常に困難です。
扁桃腺除去術の再手術について
切除後は一時的に免疫機能が低下していることもあり、大体一週間程度の入院をしますが、この間に高熱が酷くなったりあまりに大量の出血があったときは、扁桃腺の組織が残っていたり止血が不完全な可能性があるため、再手術をします。
また、除去後に肉芽が残っていて扁桃腺に組織化することもあり、退院後の経過観察で高熱などの切除前と同じような症状が出れば、検査をして場合によっては再手術をします。このようなケースは非常に稀ではありますが、必ずしも起こらないというわけではありませんし、もし組織が残っていれば再度重症化する可能性がありますので、術後違和感がある人は必ず手術を受けた医師に相談するようにしましょう。
のどの炎症・感染予防の重要性
術後は病院のお薬の他に市販のサプリメントやスプレーで感染予防する方法が有効です。
手術を受けてない方も、このような方法を取ることで慢性的な扁桃腺トラブルを予防することができます。
予防法の具体例はこちらをご覧ください→サプリメント・スプレーを利用した予防法
扁桃腺摘出手術体験と切らない治療法
以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
実際に手術にかかった費用などをご覧になりたい方は「大人と子供の扁桃腺摘出手術」を御覧ください。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。
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