扁桃腺の手術と費用について
扁桃腺は、体調を崩している時などに細菌に感染すると腫れやすい部位です。また、人によっては菌が扁桃腺に巣食ってしまい、ちょっと疲れが出たときなどにすぐ高熱を出してしまうケースもあります。このときの高熱は40度近くになり、激しい痛みで水分をとるのも苦痛になるため、あまり頻繁に炎症を起こす場合には、扁桃腺を切除する手術を行います。
手術中は全身麻酔をするため、それほど痛みを感じることはありませんが、術後麻酔が切れると大人でも激痛に耐え切れず、薬や食事はおろか、唾さえも飲み込めなくなります。入院日数は大体9~10日程度で、手術前日から入院して説明を聞いたり検査を受け、翌朝手術という流れがほとんどです。
術後は喉の痛みだけでなく、高熱が出たり出血したり、細菌に感染しやすくなっていますので、ある程度これらの症状が落ち着くまでは病院で安静にしなければなりません。また、あまりに大量の出血があるなど術後の経過が思わしくない場合には、再手術を受ける可能性もあります。
費用に関して
費用に関しては、入院日数に大きく影響するため一概には言えません。入院日数が一週間もかからない程度であれば10万円を切ることもありますし、入院日数が長引けば20万円を超えることもあります。こればかりは術後の経過によりますので、事前にはっきり提示されることもないでしょう。
医療保険は使えるか…
なお、医療保険に加入していても、扁桃腺炎の治療に関しては、ほとんどの保険が手術給付金の対象になりません。その代わり入院給付金の対象にはなることがありますので、加入している保険会社に問い合わせてみましょう。ただし、ほとんどの生命保険会社で扁桃腺については事前告知が必要ですので、これを怠っていた場合には保険金がおりないどころか、保険自体を失効する可能性があります。
また、所得とかかった費用によっては、高額療養費払い戻し制度の対象になることがありますので、会社や社会保険事務所などに問い合わせてみましょう。
扁桃腺摘出手術体験と切らない治療法
以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
実際に手術にかかった費用などをご覧になりたい方は「大人と子供の扁桃腺摘出手術」を御覧ください。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。
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