喫煙による扁桃腺への影響
口や鼻から異物を吸い込んだときに、喉を守るために機能している器官です。
扁桃腺炎とは、異物を吸い込んだり体力が低下したりした場合に、扁桃が炎症を起こす症状の事です。
たばこには、多くの有害な物質が含まれていると言われており、慢性的な喫煙者の場合には、常に異物を口及び鼻から吸引している事になり、扁桃に異常をきたしやすい事が知られています。
たばこにはタールという物質が含まれています。タールは強い粘着性があり、たばこを吸っている人の部屋が汚れている原因となっています。
当然タールを吸い込むと扁桃に付着します。汚れた部屋と同様の状態になってしまうのです。
ノドへの衝撃「ニコチンキック」
さらにたばこに含まれているニコチンは、たばこを吸った時にニコチンキックと呼ばれる喉に衝撃を与える事が知られています。
いわゆるたばこの喉ごしや吸い応えとも表現されるものです。
この吸い応えがあるという事が、喫煙者にとっては快感ともなっており、なかなかタバコをやめる事が出来ない原因となっています。
ニコチンキックがあるという事は、当然喉に刺激を与えるということであり、扁桃にもダメージを与えてしまいます。
たばこ(ニコチン)の中毒性
たばこの中毒性は血中にあるニコチンが不足する事によって起きる禁断症状です。
ニコチンは大体3日程度で体外に排出されます。
禁煙のためには、このニコチンを摂取しないという事が条件となっていますが、ニコチンキックから遠ざけるための方法として、ニコチンパッチやニコチンガムなどがあります。
これらの製品は、ニコチンを体内に取り入れる代わりに、タールも含まれていませんし、ニコチンキックも発生する事がありません。
口にものを加えて喉に刺激を与えるという習慣を断ち切ることから始める禁煙の方法です。
この方法を用いる事によって、少なくとも扁桃に与える衝撃はなくなる事になります。
ニコチンやタールによってダメージを受けた扁桃が炎症を起こしてしまう事は当然といえます。
このダメージを無くすためには、禁煙を行うのが一番の方法ですが、どうしてもやめる事が出来ない場合には、禁煙補助製品を使用して、ダメージを軽減させるという方法もあります。
扁桃腺摘出手術体験と、切らない治療法
以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。
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