扁桃腺除去術の方法と全身麻酔の準備
扁桃腺は一度炎症を起こすと病巣感染して頻繁に高熱を出すケースがあります。慢性化すると、ほんの些細なきっかけで40度近い高熱が出たり喉の激しい痛みに襲われ、ほとんど動けなくなってしまいます。また、扁桃腺に巣食っている細菌やウイルスが他の組織に感染して悪影響を及ぼすことも多いため、場合によっては除去手術を勧められます。
扁桃腺除去の手術方法は、麻酔をかけた後、レーザー等を使って組織を除去しながら止血を施すというものです。以前は局所麻酔で手術をすることもありましたが、患者が恐怖心を感じて体を動かすことがあり危険ですので、現在ではほとんどの病院で全身麻酔を行っています。
全身麻酔について
全身麻酔は点滴やガスの吸入により行いますが、麻酔中は呼吸が微弱になるため、人工呼吸の処置も施します。麻酔薬の種類や麻酔のかけ方は、手術前日に行う検査結果によって判断されます。また、事前に麻酔や手術の内容についても詳しく説明されますので、それほど心配は要りません。
患者がする準備としては、麻酔時に胃の中に食物が残っていると嘔吐することがありますので、 あらかじめ決められている時間以降の食事を禁じられます。もちろん、飲み物を摂ることも制限されるか、全くできなくなります。
全身麻酔での摘出手術
全身麻酔は完全に意識がなくなりますので、沈静のための静脈注射をされた以降は手術が終わるまで全く痛みを感じません。
麻酔からさめてもしばらくは人工呼吸の管が鼻や口から通されていますので違和感が残りますが、自発呼吸がしっかりしてくると共にすぐ抜かれますので大丈夫です。
なお、扁桃腺除去術を受けている最中は麻酔科医が麻酔の調節をしており、目が覚めることがないように管理されていますので、全く痛みを感じませんが、麻酔が切れてくると徐々に痛みを感じるようになり、術後2~3日は激痛に苦しむ人がほとんどです。鎮痛剤を処方されますが、喉が痛くて嚥下できない場合には、座薬で対処されることもあります。
のどの炎症・感染予防の重要性
術後は病院のお薬の他に市販のサプリメントやスプレーで感染予防する方法が有効です。
手術を受けてない方も、このような方法を取ることで慢性的な扁桃腺トラブルを予防することができます。
予防法の具体例はこちらをご覧ください→サプリメント・スプレーを利用した予防法
扁桃腺摘出手術体験と切らない治療法
以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
実際に手術にかかった費用などをご覧になりたい方は「大人と子供の扁桃腺摘出手術」を御覧ください。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。
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