扁桃腺口臭の原因と対策

扁桃腺炎

 

口や鼻から異物を吸引した時に喉を守るというのが、扁桃の役割となっています。
扁桃腺炎は、初期の段階で起きる体の異常を知らせる合図のような症状です。

 

喉に侵入しようとする異物を捕まえる役割を果たしているのは、扁桃腺の表面にあるいんかというへこんだ部分です。このいんかには、侵入を防がれた食物のカスや、細菌の死骸が貯まってしまう事があります。この貯まったものを膿栓と呼び、口臭の原因となります。

 

膿栓は、いんかによって体内への侵入を阻まれた残骸のようなものであり、膿栓が出来る事自体に問題があるわけではありません。逆に膿栓が出来ないという事は、異物の侵入を阻止する事が出来なかったということであり、健康上は問題が生じる事になってしまいます。

 

扁桃腺の種類

食物のカスや細菌の死骸の塊であるので、強い臭気を発してしまいます。この膿栓の臭いを防ぐ方法としては、歯磨きやうがいなどを日常的に行い、口の中を常に清潔にしておくという事が最も効果的な方法となっています。この膿栓を放置しておくと、扁桃腺炎の原因ともなってしまいます。
膿栓が出来る事自体は健康的である証拠となっていますが、放置しておく事によるメリットはありません。膿栓は、喉に侵入しようとした異物の残骸です。異物をあらかじめ侵入させないという事が、膿栓による口臭が起きる原因を防止するという事になります。

 

具体的な防止方法は、鼻で呼吸を行うという事です。口を開いたまま呼吸を行う口呼吸という呼吸方法は、鼻というフィルターを通さないなために、常に雑菌が侵入する事になってしまい、膿栓が出来る割合も多くなってしまいます。また口で呼吸を行うと口の中の水分が不足して乾燥してしまいます。口の中が乾燥する事によって、口の臭いは強くなってしまいます。

 

鼻呼吸を日常的な習慣とする事は、口臭の予防というだけではなく、扁桃腺を保護する効果も期待できます。口の中に異物が侵入しようとする割合が減少すれば、異物の残骸である膿栓が出来る割合も減少します。

 

扁桃腺摘出手術体験と、切らない治療法

 

以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。

切らずに治す慢性扁桃炎・扁桃腺肥大