慢性扁桃腺炎という症状について
扁桃腺と言うのは喉にある口蓋垂の両側部分事を言います。
この部分は子供の頃免疫力が低い事からも、身体の中に侵入しようとするウィルスや細菌などから守る役割を持ちます。
しかし、大人になる事でこの機能は不要となるのです。
扁桃腺が炎症を起こす事で高熱が数日間続く人もいます。
これはいわゆる扁桃腺が弱いといわれる人なのですが手術を行う事で炎症を抑える事も出来るのです。
何度も炎症を繰り返す事で蓄膿症を発症しやすくしてしまう事からも、手術を行う人も居るのです。但し、手術を行う事で合併症となる可能性もあると言いますので、医師との相談で決める事になります。
扁桃腺の炎症には2つ種類があります
扁桃腺の炎症には急性のもと慢性のものが有ります。
慢性は、慢性扁桃腺炎と呼ばれ、大きく分けると3つに分類されます。
その3つとは、
- 習慣性扁桃炎
- 慢性単純性扁桃炎
- 扁桃病巣感染
になります。
習慣性扁桃炎と言うのは、3歳頃に発症をし、6歳頃がピークと言われており、子供に多く発症するのが特徴です。
成人になるまでの間に治癒するケースが多いのですが、大人になってから発症するケースもあると言います。
症状としては、咽頭痛、高熱、嚥下痛、耳放散痛、倦怠感などになります。
慢性単純性扁桃炎
慢性単純性扁桃炎と言うのは、主に大人に発症するもので、原因になるのはタバコによる喫煙やお酒などです。症状としては、微熱が続いたり、喉の痛みが起きたり、喉が乾燥しやすくなったり、喉に違和感を覚えるなどです。尚、慢性単純性扁桃炎は、急性扁桃腺炎から移行してこの症状になるケースもあると言います。
扁桃病巣感染症は、喉だけではなく、他の部位でもある腎臓や皮膚、関節と言った部分の病気を併発する可能性があるものです。
主な症状としては、関節リウマチや胸肋鎖骨過形成症などになります。
このように慢性的に起きる扁桃腺の炎症は症状からしても辛いものと言えます。
そのため、病院などでの治療を行う事や症状によっては手術を受ける事で楽になる事もあると言えるのです。
扁桃腺摘出手術体験と、切らない治療法
以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。
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扁桃腺は、リンパ組織の一種です。口を大きくあけることで見ることができる組織であり、触ることも可能な組織です。具体的な場所は、口を大きくあけることで、のどの奥の方を見ると口蓋睡というあごの奥に垂れ下がっているものがあり、その口蓋睡の両脇にあるものが扁桃腺です。主な役割は、体内に侵入しようとするウイルスや細菌から体を守ることです。しかし、この免疫の役割は、免疫機能が未発達な乳幼児期だけのものであり、免...