扁桃腺が習慣性扁桃炎を起こしたときの症状
扁桃腺はウィルスと戦うため、その攻防が激しくなると炎症をおこし、ひどく腫れてくることがよくあります。扁桃腺が腫れると首の皮膚の上から扁桃腺の部分に触れるだけでもひどく痛みを感じることがあります。
食べ物を食べるときにはもちろん、かみ砕いたものを飲み込むときには炎症を起こした扁桃腺に接触するので激痛を感じます。
何も口に含まず、唾液を飲み込むだけでも痛みを感じることも非常に多く、おさまるまではとても厄介です。
扁桃腺が腫れると、腫れるだけでなくて発熱も起こします。重症になると40度以上の高熱が出ることもあります。
咽喉の部分に熱を持つと頭もボーっとしてきてかなり辛い症状が現れます。よく熱が出るような場合には放っておかずに必ず医療機関を受診するのがおススメです。
そのままにしておくと、のちのち関節が痛んだり、腎臓にも影響して他の病気を併発する危険性もあります。
扁桃炎には急性扁桃炎と慢性扁桃炎があります。急性扁桃炎を度々繰り返す状態のことを習慣性扁桃炎と呼びます。
子供の繰り返す扁桃炎について
扁桃炎は小さな子供がよく起こす病気ですが、もともと子供が急性扁桃炎を起こすことはよくあることで、年に1回や2回の急性扁桃炎を起こすことはごく普通で異常とは言えません。
幼少期によく扁桃炎を起こして高熱を出していた子供でも小学校の低学年を過ぎるころにはだんだん炎症を起こす回数が減ってくるのが普通です。
急性扁桃炎が起こったら、その都度しっかりと治療をすれば普通は問題がないのですが、年に4回~5回あるいはそれ以上も急性扁桃炎を繰り返したり、その都度急性扁桃炎の症状が重症化して保育園や幼稚園、学校などを休まなければならなかったり、入院が必要になるほど重症化してしまうような場合には特別に対策を講じることが必要です。
子供が習慣性扁桃炎になる原因は副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、アデノイド増殖症など様々な原因が考えられますが、そうした原因以外にも体質的な問題なども影響していると考えられています。
扁桃腺摘出手術体験と、切らない治療法
以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。
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扁桃炎とは扁桃上の常在菌が活動して炎症を起こす病気で扁桃腺炎ともいわれます。細菌やウイルスがは風邪や疲労、のどの乾燥が引き金になって増殖し扁桃に炎症を起こします。扁桃炎は大きく分けて「急性扁桃腺炎」と「慢性扁桃腺炎」が存在します。「急性扁桃腺炎」が一般的な扁桃炎を指します。「慢性扁桃腺炎」が扁桃炎を何度も繰り返し発症してしまう症状を指します。これはさらに「習慣性扁桃炎」「扁桃周囲膿瘍」「病巣扁桃」...